【一級建築士製図試験】資格学校でどんなことするのか教えます

一級建築士

一級建築士合格には欠かせない存在

それが資格学校です。

資格学校には、総合資格学院日建学院の2大巨頭が有名ですが、

私は総合資格学院に通っていました。

2校の大きな違いは、

総合資格はライブ授業

日建学院は映像での授業となります。

ライブ授業にくらべ、映像での授業の方が金額が抑えらるメリットがあったのですが

映像単体の場合は寝落ちする自信しかなかった私は、迷うことなく総合資格学院を選びました。

うらたか
うらたか

最初は学生時代から営業担当がぐいぐい来すぎていて、こんな学校絶対行かねえ!って決めてたけと、やっぱり冷静に内容で選ぶといいよ

そんな建築士の資格学校ですが

「どんなところなの?」

「どんな勉強しているの?」

という声が多いので、資格学校について話していきたいと思います。

資格学校で何するの?

その前に私の合格までのプロセスを紹介します。

25歳 10月 1次試験対策コース開始
26歳  7月 1次試験合格
     8月 2次試験対策 短期コース開始
    10月 2次試験 不合格
27歳  2月 2次試験対策 長期コース開始
27歳 10月 2次受講 
27歳 3月  2次試験合格 一級建築士へ

こんな感じでした。

合格まで2年ほど、かなり長い付き合いでしたね。

1次試験コースの場合、週1で6時間ほど

壇上に先生が立ち、黒板を使って授業をすると行った、よくある授業でした。

1次試験は正直言って、先生や同じ受講生との交流も薄かったので

ひたすら自分との戦いでした。

自主勉強8割 授業2割

と言っても過言ではありませんでした。

1次試験は、極論言ってしまえば独学でも受かる試験です。

じゃあなぜ学校通うの?ってなるのですが

私のように

『勉強の仕方がわからない』

『やる気が出ない』

『心細い』

って人は資格学校に行って、他人に勉強スケジュールを管理される方がいいと思います。

2次試験は設計製図なので、1次試験とはまた別のコースに通うことになります。

コースは3種類あります。

短期コース(7月~10月)

中期コース(5月~10月)

長期コース(2月~10月)

私は26歳の時に1次試験には一発で合格し、その年に短期コースにて勉強を開始しました。

結論から言いますと、短期コースに参加しましたが

勉強についていけず、よくわからないまま試験が開始され、よくわからないまま不合格になりました。

正直1次試験合格で燃え尽きた節があり、2次試験へのやる気が起きなかったのも事実です。

今思い返すと遅刻とか欠席とかもしていたので、落るべくして落たんだなあと

初年度に落ちた私は、2年目に突入、長期コースに通いました

長期コース 衝撃の初日

長期コースは短期コースとは違い、2月~10月の長丁場

たった2ヶ月しかない短期コースに比べると、勉強時間は大いに確保できるのが特徴です

それ故に授業料も高いですが

特徴はチームによる少人数制

短期コースは30人くらいの受講生を1人の先生が指導するのに対し

長期コースは先生1人に対して、受講生は10人ほど

授業の密度が全然違います。

今でも覚えていますが平成29年2月某日。当時27歳のうらたかのテンションは最悪でした。

何しろ、今日から10月までの半年間、毎週学校に通うなんて。

月~金まで働いているのに。貴重な日曜日を学校に捧げるわけですから。

テンション下がらない人いないと思うんですよね。

最初の授業は朝9時半

第一回目はガイダンス

生徒約40名に対し、先生は3名でした。

ガイダンスって普通ふわってしているもんじゃないですか。初日にそんな気合い入れる必要はないですよね

そんな中明らかに

先生の中に、明らかに纏ってる雰囲気がやばいひとがいたんですけど

まあ控えめに言ってヤ○ザみたいな人で、え?ほんと先生??な感じなんですが、その人の初回の挨拶で

先生
先生

皆さんこんにちは。本気でやってください。授業は休まないでください。結婚式??行かないでください

その当時、3週間後に結婚式(2次会)を控えていた私は震撼しましたね

やばい…これ行ったら○ぬ…

まさにフリーザの前に立ったピッコロの如く

ものすごい軽い気持ちで「結婚式あるからその日は休もう~」って考えていた自分の気持ちが明らかに変わりましたね。

次の日には結婚式行けないって旨の連絡をしました。

まあ先生曰く、初っ端から気をぬくなってことなんですけど

短期コースと長期コースの大きな違いは、その長さですので

時間が確保できる分、途中でダレることもあります。6ヶ月もあるから

短期コースは1月半。短期組はその1ヶ月半怒涛の集中力をそこに費やすわけですから、後半だれてきている長期組に比べると気迫が違うんですよね。

その気迫を持たせるための、あえての“喝”だと思います。

うらたか
うらたか

ただ僕の場合そこまで仲の良い友達の結婚式じゃなかったから断れたけど、本当に大切な人の結婚式は黙って行った方がいいです笑

製図人間製造場

資格学校で最も大切なことは出席と宿題といっても過言ではないでしょう。

出席は週1で6時間がっつり模試ができる経験の場

宿題は毎日の習慣を作る場です。

私は業務上設計を全くやっていない上に設備業のため、設計試験の地力がほとんどありませんでした。

周りの人は設計事務所やゼネコンやら、すでに業務で設計に携わっている猛者ばかり。ベースからすでに一歩遅れているのです。

この経験の差をさらに広げないようにする為に、最低限は“出席”と“宿題”をやっておく必要があると思いましたね。

できる人が宿題やってきているのに、自分がやらないと、元々あった差が広がるばかりですから。このハンデをこれ以上広げないように守ることは大切です。

ただこの“出席”と“宿題”

意外にハードルが低くない。

っていうか高い

通常の人は働きながら勉強するわけですが、何よりこの試験を志す建設業界がバチクソ忙しい

私の場合は毎週日曜日に講義があるのですが、日曜日が毎週仕事がお休みとは限りません。

建設業界の人に聞いてみてください。土日仕事は別段珍しくもないのです

なので業務内や社内でも、日曜日を確保するという『根回し』をしておく必要が有ります。

割と大手ですと、会社内で一級建築士を推進している場合が多いため、融通がききますが

そこまで大きくない会社や、ハードな設計事務所、転職のためにダマで建築士を志すちゃっかりタイプ(僕みたいなやつ)は中々苦労することでしょう。

そして宿題ですがこれがまたキツイ

基本的には学校指定の全国共通の宿題があるのですが、それだけではなく各クラスでプラスαの宿題が出ていました。

ヤ○ザの出す宿題は、量もヤ○ザでして、プラスαがメインになるくらいのボリュームでしたね…

しかも初日のガイダンスから容赦ない量が出ており、こちとら気持ち的にはまだ6カ月先なんですけど?だったんですが、甘かったです…

でもその量を続けて消費していくと、慣れって怖いもので大した量じゃないなと感じるんですよね。

物事の習慣化ってすごい力を秘めていて、これってどんな事にも通じる話だと思うんですよ。

習慣である歯磨きって毎日やらないと気持ち悪くなりませんか??(歯を磨いてない人いないよね??)

それと同じで、宿題が習慣化していたその頃は宿題をしないと気持ち悪くなる身体になっていたんですよね。

まさに製図人間の誕生です

たまに一日なにもしない日があったんですけど、なんか気になってしょうがなかったです。

まさに歯を磨かないで寝てしまった感覚ですね

当時はこんな身体にしてくれた資格学校、なにしてくれてんねん!て思ってましたよ。

もはや趣味が“作図”といっても過言ではなかったでしょう。

当時の合コンで

「趣味は製図です」って言って引かれたのはいい思い出です。

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