「建築士って難しい?」
「合格率20%もないんでしょ?」
「実際どんな試験なの?」
そんな質問が結構多いので、答えていきたいと思います。
そもそも建築士って何
建築士とは、厳密には以下3種を言います。
- 木造建築士→ 制限内の規模の木造のみ
- 二級建築士→制限内の規模なら設計可
- 一級建築士→ 設計制限なし
下にいくほど難易度もランクも高いです。
二級は規模的に住宅程度までとなります。
なのでハウスメーカーの方や、一級までの肩慣らしとして目指す人が多いです。
とはいえ二級建築士の試験もかなり難しく、一級の試験とはまた別種と考えた方がいいかもしれないですね
正直一級建築士を取得した人でも、二級建築士の勉強訓練を積んだ人じゃなければ受からないと思います。

でも名前に一級と二級って書いてあるから、言葉にした時の響きが全然違うんだよな
木造は知名度と需要が低すぎて、持ってる人は逆に見たことないレア資格ですね。
私はハウスメーカーではなかったので、そこそこ難しい二級を経てから一級に挑むのは、
金額面や時間面、気力面において相当コスパが悪いと思い、
二級をシカトして直接一級を受験しました。
一級建築士の受験資格は、建築系の指定大学にて指定科目を受講した場合であれば、実務経験2年で受験できます。
私が合格した当時(2017年)は2年間の実務を経た後でないと、受験自体できませんでしたが、2020年度より制度が変わり、実務経験がなくても(学生でも)受験自体は可能になりました。試験合格後に実務経験を経る事で、資格を取得できます。
試験って何するの
簡単に言うと、建築士としての知識と技能を確認する試験です。
試験は1〜2試験まであって
- 1次試験 → 筆記試験 合格率18%程度
- 2次試験 → 製図試験 合格率40%程度
この二大関門を突破することで、一級建築士になれます。
この数字を見てどう思いますか??
最大の鬼門は合格率18%の1次試験
それさえ通ってしまえば、1/3以上が合格する2次試験は楽勝だなと…
当時本気でそう思っていましたが、この発想が大きな間違いなのでした。
思っているほど簡単で、思っているほど難しい
1次試験の18%。まずはこの数値に惑わされてはダメです。
この数値の低さにみんなビビるのですが、
この18%には
「とりあえず受ける」
「記念受験」
「会社に受けろって言われた」
「そもそも来ない」
そんな意識低い系の人達も含まれた中での18%なのです。
つまりあなたのように、意識高く努力してそれなりの勉強を積んでおけば、
実質合格率は25%~28%まで引き上がるのではないのかなと思っています。
どうです!この合格率なら行けそうな気してきたでしょ?
それより2次の40%
この数値の高さによる勘違いの方がやばいです。40%という可能性の高さが2次試験が甘く見られる要因なのです。
でもよく考えてくださいね、
なぜなら1次試験とは違い、2次試験の受講者は18%を勝ち残った猛者
その精鋭たちの中での40%です。
正直環境的には東の海と新世界くらい違います。(急なワンピース)
2次試験には四皇なみの怪物や億越えのルーキーがゴロゴロいました。
なので気合を入れるべき試験は2次であり、
1次試験はあなたが思っている以上の脅威はありません。
まとめ
建築士がどんな資格で、どんな試験を受けるのか説明しました。
一級建築士は公表されている合格率の低さから、かなりの人に恐れられておりますが。
試験への意識の高さを確保すれば、数値の低さほどの脅威はありません。
逆に2次試験の方が難しいてことになりますが、2次の心配は1次試験受かってからにしましょう。
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