「継続は力なり」を信じて、趣味の絵を継続してみた

小ネタ

一時期、ビジネス本にはまっていた時期があり、

何十冊か読んだ結果気づいたのですが、

正直どのビジネス本も、言っている事はほとんど同じでした。

ざっくり簡単にまとめると

・継続しろ

・行動しろ

・同時進行しろ

ビジネス本に共通するのはこの3つです。

この3つの要素が一つもでないビジネス本は存在しないんじゃないかってくらい

よく頻出されているワードかと思います。

今回はその中でも

継続しろについて話していきたいと思います。

継続は力なり

よく『継続は力なり』という言葉を聞きますが

結局のところ僕たちは、どれほどの時間を継続に費やしていけば力になっていくのか

ちょっと分からないですよね。

日本のことわざに、石の上にも三年という言葉があるように

とりあえず三年をベースにして考えることもあれば

10000時間を投じて、100人に一人ほどのスキルを身につける

といった考えがあったりしますが、

継続するにあたって、時間以上に大切な考え方があります。

それについて、僕が三年近く継続している絵を描くことを参考に説明していきたいと思います。

ただその前に、

なんで美大出身でもない僕に絵を描くスキルが必要になってきたか。。。

まずはそこからですね。

絵が上手い人を目指すのを決めた!

絵が上手い人になりたい!と思ったのが今から三年前

世の中のこれからを考えていた、20代最後のとろたくは考えました。

1を集めて100に量産・拡大するといった効率性が求められている仕事、

言い換えればある程度の正解が決まっておりマニュアル化可能な仕事は、

今後機械化によりどんどん淘汰されていくと!(どうせすげえ機械が出てくるんだろうよ)  

そうなると今後は正解が決まっていない、全く新しいものを創造する力

つまり0→1の能力が必要になってくるのではないかと!

この能力に関しては人間の独創性からでしか生まれないものなんですよね。

仮にすげえ機械がいずれ独創的なことをするという事態が起きても、

その事象は機械を生んだ人間による独創的な成果なので、やはり初段階の0→1ができるのは人間だけかなと。

で、私が思いつく限りの0→1って何なのかな?って考えたところアートや作品を生むことだったんです。

その作品を生むにおいても、そもそもどんなスキルが必要になっていくのかな?って考えた時に、

まず第一に思いついたのが

『絵を描くこと』でした。

よく考えたら建築も美術もすべて絵が絡んでくるお仕事で、

むしろ今の世の中

「絵が関わってこない仕事はないんじゃないですか?」っていうくらい

『絵が描ける』って強いスキルなんだなって思い始めました。

かつて絵が描けるだけでは食べていけないと言われ、

素直に美大という選択肢を避けた自分を殴りたいものです。(まあお陰で建築学科卒業して建築士にはなれたんでよしとしてます)

絵を描くを継続した結果

そんなこんなで

時間が取れない時は、週1回1日1時間とか短い時もありますが

時間を確保し、ちょこちょこデッサン行為を続けていました。

ちなみになぜデッサンかというと、

特に理由はなく、絵を描き始める最初の入門だから

まずはデッサンだな!と素人考えで思いついたからです。

まずは自宅学習でデッサンに挑戦したとろたく

ちなみに私のおよそ三年前の実力はこんな感じでした。

え、なにこれ?

深夜3時に描いたの?くらいのクオリティですね。

ただこのクオリティでも、当時のうらたかは

「結構上手くかけてるなー」

とまさかのポジティブ思考だったので、若いって恐ろしいものです(注:3年前)

そのため、なかなか画力の進歩は見込まれませんでした

約一年、何度も家で練習してもこのクオリティから進歩がないので、

2年目は絵画教室に通い、そこから週1ほどでデッサンの練習をしていきました。

これが絵画教室に通い始めた時くらいのデッサンです。

やっとデッサンらしくなった瞬間でしたね。
(なんでデッサン初心者ってリンゴなのかね)

結論から言うと絵画教室に通ってよかったと思います。

デッサンの技法や陰影や鉛筆の種類など基本的なことを知ることができました。

詰まるところ最初の1年とは違って考えながら継続した結果がこれでした。

継続するにも意味のある継続と意味のない継続があり、

なんの意識もせずにがむしゃらに努力するのは実は結構の時間の無駄なんだなと気付かされました。

三年とか10000時間とか

時間の概念ばかりを意識するのではなく

正しい知識と見識を備えた上で継続を重ねてこそ

実力がつくということなのです。

環境を変えよ

ある程度描けるようになってきたら、

次はクオリティがなかなか上がらない壁にぶち当たりました。

それは自分の能力の停滞だと思っていたのですが、

自分の眼もすごく良くなってきており、

相対的に自分の絵を見る評価が厳しくなっていたんですね。

実はデッサンをする最大のメリットは、

絵が上手くなることではなく、目が良くなることだったんです。

デッサンって書く時間より見る時間の方が実は長いので、自ずと観察力が上がるんですよね。

あと絵画教室に行って気づいたのですが、絵画教室って割と接待ビジネスなんだなと気づきました。

詰まるところどんだけ変な感じの絵を描いても必ず褒める所を見つけてきて、あんまり訂正や修正をしてくれないんですよね。

褒めて伸ばす?方針のところが多くて。

デッサン力がその絵画教室内ではそこそこ上位になれた私からすると、

その方針の環境は結構不満でした。

なので今よりも厳しい目で見てくれる絵画教室に変更し、

自分より美術能力の高い人に囲まれることで自分の実力不足をむりくり認識してみました。

つまり環境を変えてみたんですよね。

これが環境を変化して訓練したデッサンです。

制作時間2時間くらい。やっとこ美大卒の同僚に認められるところまできました。
(最初酷評だった)

実はここまでくると自分に何が足りないか、

今後何を勉強するべきか、

訓練するべき方向性も自分で見えてきます。

最初の何をやれば成長するのかわからないモードからは脱却しました。

そのモードになるとあれほど嫌いだったデッサンがすごく好きになり、

今ではデッサンは楽しい作業ですね。

勉強が楽しくなるってこのことなんですね。(そういや一級建築士の受験時期後半もこんな感情だったわ)

まとめ

  • 継続は正しい方向性で行うこと
  • 継続は同じ環境で続けないこと
  • 継続は継続すること

この3つが継続することへの正しい心構えです。

週に1回程度の努力ですが、継続することで本当に力はつくんだなと実感した事例でした。絵を描くことはまだまだこれからも継続していきたいと思います。

継続以上に大事なのは

まず始めてみることですね。

よく聞くのが○○をやるには遅すぎると言う言葉。遅すぎると言う言葉はないのです。

私が感銘を受けた、どっかの国のおばあちゃんの話ですが

60歳のおばあちゃんがバイオリンを始めようかなと考えたのみたいなのですが、この年で始めるには遅すぎると感じ結局始めなかったらしいのです。

でもそのおばあちゃんが80歳になってものすごく後悔したみたいです。

あの時始めていれば20年もバイオリンができたと」

私も30で絵を始めるのは遅いと思っていますが、40歳になった時に『あの時始めていれば10年絵の練習ができた』と思わないように頑張っています

人間今この瞬間が一番若いんですよね。とりあえず今やろう

じゃあまたね

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