みなさんは課題分の読み込みにはどのくらい時間をかけているでしょうか?
10分?15分?それとも5分?
課題分の読み込みに時間かけてる暇あったらエスキスに時間かけたいよね
わかる。わかります
しかし是非とも課題分の読み込みには時間をかけてください
私は20分くらいかけて一発で読み込みました
結局5分とか10分とかで速読してしまうと、頭の中で定着しないで、エスキスを解いているうちに設計条件を忘れてしまうんです
そして再度エスキスを読みかえす
これじゃ本末転倒
余計に時間かかりますよね
でもじっくり課題分を読み込んでも記憶定着は難しいんじゃない?
その通り。
二次試験の課題文の情報量の多さは異常ですからね。
その多い情報の中から特に重要な部分を抽出し、図面に反映させる必要があるわけで、
なのでこの試験では課題分にマーキングをつけることが許されています
イメージが難しい方はぜひ
「建築士 課題文 マーキング」で画像検索してみてください
多種多様カラフルなマーキング画像が出てきます。
ちなみに私が通っていた資格学校では、マーキングの色にそれぞれルールをつけていまして
黄色:什器、PS、バルコニー
青色:面積算入のルール(EVは建築面積に含めない、等)
ピンク:主張された計画や動線(〇〇の動線に配慮する、湖の眺望に配慮する、等)
緑色:屋外施設(駐車場、駐輪場、広場、等)
オレンジ:施主の要望(計画の留意事項や要点)
でした。五色もあります。
さらに受講生各々で新しい項目と色を作り出しては、自分なりのマーキング法をカスタマイズしていましたよ
例えば
紫:初めて見るルール等
とか
私も最初は資格学校の指示通り
カラフルな課題文を作り出していましたが、それを見た担当講師に言われた言葉が今でも忘れません。
『おい、そんなにたくさんの色使うんじゃねえ』
え?
お前らの方針ちゃうんかいと。。。
色なんて一色で十分
結論から言うと、当時の私は
あか
ピンク
むらさき
の3色で本試験に挑みました
ただ色の配分でいくと
あか : 80%
ピンク: 15%
むらさき: 5%
ほぼ赤の1色ですね。
因みにマーキングルールは
赤 : 重要項目
ピンク : 絶対にこれを外したら一発KOだなってくらい外せない項目
むらさき: 初めてみる要素
です。
一色(赤)に絞る理由は以下の2つです
- 時間がもったいない
- カラフルだと頭に入らない
まず、1の時間がもったいないですが
ペンの持替理論と同じ理由ですね。
とにかく蛍光ペンの持ち替えそのもに時間がかかる
5色くらい使って色を引くことで、合計3分くらいロスしているんじゃないかなと。
え?たった3分?くらいと思われますが
3分あれば便所が一室作れます。
2の頭に入らないですが
5色ものペンを扱うと、「この項目は何色でマーキングするんだったかな~」と試験の内容とはまるで関係のない余計な思考が生まれ、肝心の課題文が頭に入りづらい状況が起きてしまいます。
つまり塗り絵を頑張ってしまっている人が案外多いのです。
小学校の時のノートを思い返してみてください
かなりカラフルなノートを作っていた友達がいましたよね
でもその子はカラフルなノートを作ることに精一杯で
ノートの内容は実際そんなに把握できていなかったのです
建築士試験も同様です
多分ひと通りマーキングが終わった後、もう一度読み返していませんか??
2回同じ文章を読むのも、これまた時間のロスです。
一色でマーキングすると一回で内容が頭に入ります。
我々は一級塗り絵士を目指しているわけではないので、是非ともこのタイミングで一色マーキング法を試してみてください。
そもそも毎週のように似たような設計課題をしている皆さんは
什器→黄色
外部空間→緑
面積ルール→青
施主の要望→オレンジ
とマーキングしていると思いますが
いつもと同じなんだからマーキングしなくてももう覚えてるやろって話です
なので、今までやった事ない、初めて見る要点はしっかりマーキングしましょう。
そこで登場するのあかではなくむらさきです
この試験は基本的に過去問から出てきたことのない新しい項目が絶対出ます。
そのため、初見って思う項目には別の色で区別化しましょう。
ぜひ一色法試してください
おすすめのマークペン
参考までに私が使ってたペンを紹介します。
ノック式です。
キャップ式ですと、キャップを外したりつけたり、失くしたり、失くしたものを探したりと
コレも時間のロスがあるので、ワンタッチでできるノック式がおススメです。
赤ペンはノック式であればなんでもいいです。コンビニの100円ボールペンでも
まとめ
・課題分の色塗りはやめよう。赤一色で十分(マックスでも3色)
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